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 LEMONed I Scream

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2013/11/13 暴走無言

 暴かれる秘密が握り潰される度に、単調な失望を吐き捨ててみる
 走り出せない靴音が、螺旋階段を踏み外してしまうように願って
 無情なこの世界では、瞑れた喉を嗄らせて発する咆哮しか届かず
 言葉ばかりが過激になって、理性はおろか感情さえ千切れ途切れ




2013/11/11 文字の印象派

 文脈に沿って感情を推し計るだなんて、国語の試験じゃあるまいし
 字面通りに理解していたら、そのうち空気が読めないと言われるよ
 のびきった緊張の糸はもうどうしようもなくだらしなく垂れたまま
 印を付けるように語調を強めて、その手を緩める術を知らないよう
 象形文字で描いた絵が、少しだけ悲しんでいるみたいに影を強めた
 派生していく思考から花が咲き、いつか甘い果実をつけるのだろう




2013/11/09 容疑は詩人未遂

 容量不足でバグを起こした精神 気が狂れた天使が集い謡う
 疑心暗鬼のフィルターで透かし見る現実 蝶になり逃避したい
 はじまりは些細なこと アリの一穴から零れ落ちた「常識」
 詩人が再構築を試みるそのココロ 歪んで見えても芸術的で
 人知を超えればそれは神であり、そこかしこに溢れ返っている
 未来は色を持たぬ深海のように、止まったままの時計の様で
 遂行された残酷な処断 扉の向こうに触れぬよう、鍵を掛けた




2013/11/05 凹chanポエムズ

 凹凸が艶めかしいオマエ 珊瑚礁から孤島まで自由自在に波打つオレ
 cry out as if an estrous animal. 肌を上気させてソレを待っている
 hug and peace, I wanna hold you. 麒麟のように首を長くして待つ
 angry nightmare, hungry daydream. 夢の中で解放される妄想の実現
 new sensation, I have never felt. 何て素敵な世界だ、何て素敵な…
 ポストモダンな遊技場 モノクロームのお月様 その先にパライソ
 エネルギッシュなムッシュに口説かれ、夜を紫に染めるセニョリータ
 ムード満天の太陽がギラギラ身悶えて、世界は白く反転していくばかり
 ズームアップするほど輪郭がぼやけて、美醜が全て官能に置き換わり往く




2013/11/03 うまいこといえ

 うるうると瞳を潤わせて、上目遣いで迫る女を疎ましく思い
 まるごと噛り付く果実 深い霧と森に結実した虚実の肖像
 いつでも貴方は疲れた表情で、諦めの嘆息を吐き続けている
 このまま足跡ひとつ残さずに、どこへなりとも飛べるなら
 とめどなく溢れる憂鬱を、雨と一緒に流せるだろうに
 いつか時が終わるまで、電子舞踏曲を踊って待っていよう
 えらく重い響きに躊躇しながらも、娼婦と歩幅を合わせて踊る




2013/11/01 縦読み詩を書こう

 横と縦と斜めで構築された不機嫌な世界で
 心を読み取る術を失ったアンドロイド達が
 仰ぎみる灰色の空に何を願い縋るのだろう
 散文詩的な感情の掃き溜めに温もりを感じ
 言葉を紡ぐ行為に絶頂を模した背徳を感じ
 誰に書くわけでもない手紙を世界中に送る
 今やこんなにも虚しく時は過ぎるばかりで
 彷徨う身体と精神はちぐはぐに涙するだけ




2013/10/28 千の風になって

 幾千の文明が興亡し、幾億の生命が星になり、私は此処に居る。
 命の花は輪廻を繰り返しながら実を結び、次の世代へ種を残す
 夜風の仕業さ、その孤独感は。 時々私は哲学者ぶって誤魔化す
 朝になれば全て忘れ、規則の様な暮らしを早送り、千の風が吹く
 愛なるは心の安定剤 そう割り切れない情は、言うなれば素数か
 吹っ切れなくて構わない、その気持ちは。 誰かさんが囁いた
 嘗て私だった存在達は粒子と為り、循環しながら宇宙を目指す。




2013/10/26 堕落論

 堕ちて生け 冷たい眼差しに吸い込まれるように
 落ちて行け とまどいの日々にさよならを告げて
 論破された性善説 歪んだ季節に宝石を鏤めよう




2013/10/22 命デクレッシェンド

 生命線がプラトーになる時間t=?? 永遠の少し手前で窒息するall lives
 モデルはaverageでcommonな人生 銀河は幾億年分のsemenと星々の亡骸
 エクセレントな君の瞳を、アイシテルで満たしてbusiness dizziness
 エレガントな僕の心は、恋から発情を差し引いた無機質なpure heart
 アップダウンを何度も繰り返しながら、人生の加速度が陶酔に変性する
 ケシの花束を抱えて、夢というモルヒネに痺れながら春を想うJane Doe
 フェードアウトする熱望を感じながら、近似値ゼロに怯えて夜を迎える
 ゴンドラを三途の川に浮かべ、蠍座の星を眺めながら酸欠の花園に落ちる
 サドマゾヒステリックな愛情に包まれて、サナトリウムの微睡みtea time




2013/10/20 Heavenly Hell

 Higher and higher, I’m going up the stairs to the heaven.
 even though I want to reach there, only traps are.
 and temptations, angelic devils are waiting for…
 virtual reality, physical mind, paradoxically it exists.
 eternal wish upon a star, the night disappearance
 now I’m sane, the nerve just falls, the beat breaks out.
 longing for the moment of birth, baptism of blood
 yin and yang changes in turn, heavenly hell appears.

 Higher and higher, I’m going up the stairs to the heaven.
 even though I want to reach there, only traps are.
 lost highway to the destination, where should I go…
 look at this, the promised land is in my uncertain memory.




2013/10/16 死んでゆく儚さ

 君が死んでも僕は生きよう 三日経ったら元通りに過ごそう
 風荒んでも雨降り付けても、棺を背負ったまま歩き続けよう
 転んでも何度でも立ち上がって、死の果てを見に往けばいい
 波がゆらりと弧を描く それと同じように感情が遠くへ伝う
 暫らくは流れに身を任せて、行き着く先は誰にも分からない
 命の儚さを嘆いても仕方が無く、美化するとはおこがましく
 洗脳さながらの賛美に唾を吐いて、これを死者への餞とする




2013/10/14 世界が終わるまでは 離れることもない

 この世に生まれてきて沢山のトモダチができた
 天上界で僕を覚えている神はいるのだろうか?
 明日が見えなかった日の様に、
 世の終焉を願っていた頃の僕が好きだった、
 何もわからないのに笑うお姉さん
 憧れる夢はいつも彼女に告白をしろと、
 思うままの事を言い、逃げるように消え去っていく
 てこでも動きそうにないじれったい腰抜けの僕に
 彼女は何も知らないふりで微笑みかけていた

 別離は突然のこと 彼女は軽やかに大空へいった
 枯れた泉 潤いを失った世界 頬をつたう一筋の水
 来るべき終末のことも考えずに生きてきた僕達
 ここからは違う場所を歩くことになるけれど
 僕とのことはいい思い出になったよね? ねえ、聞いてるの?
 君もそうだろう? ねえ、聞いてるの? 返事してよ・・・
 かなしい物語 世界が終わるまでは幾度も繰り返されるだろう
 ちいさい宝石 いつまでも胸の中で煌き続けることでしょう




2013/10/12 生きてゆく無意味さ

 人生実質五十年、苦楽混じった白昼夢、さらば青春の光
 引き出される記憶は、ときに甘美で須らく悪夢のようで
 果てる前に流した涙は、感謝の情からか後悔の念からか
 道ゆく人に尋ねてみても、歩みの流れに紛れるばかりで
 尽く振り払う冷たい手を、憎んでみたことも何度かある
 虚無主義には染まれず、一欠片の希望を快楽で増やせど
 本意が不意に零れてしまえば、途端に憂鬱が襲ってくる
 苦味と虫唾が走る真夜中の路地裏で、温もりに顔を埋め
 離さないように握った指は、一つ二つと解かれてしまう





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